1979-04-24 第87回国会 参議院 商工委員会 第6号
御承知のとおり、私ども綿スフ織布業界は、昭和四十二年から四十八年までは旧構改法に基づき、国際競争力を早急に強化するという目的で、設備の近代化、生産または経営の規模の適正化等の事業に重点を置き実施してまいりましたが、その間、当初の計画どおり約六百億円の設備ビルドが行われ、きわめて優秀な自動化、高速化の設備が導入され、織物生産形態を一変させるまでになりました。
御承知のとおり、私ども綿スフ織布業界は、昭和四十二年から四十八年までは旧構改法に基づき、国際競争力を早急に強化するという目的で、設備の近代化、生産または経営の規模の適正化等の事業に重点を置き実施してまいりましたが、その間、当初の計画どおり約六百億円の設備ビルドが行われ、きわめて優秀な自動化、高速化の設備が導入され、織物生産形態を一変させるまでになりました。
この間に設備ビルドは総額約六百五十五億円余でありますが、大体当初の目的を達成し得たと考えております。特に織機のビルドにつきましては、当初普通織機と自動織機が大部分を占めるものと考えられておりましたが、構造改善事業実施とともにきわめて優秀な超自動織機が紹介されました結果、構革ビルド織機の七〇%の台数まで超自動織機が導入されまして、大きな効果をあげております。
この間に設備ビルドは総額で六百五十五億円余でありますが、大体当初の目標を達成し得た、かように考えておるわけであります。特に織機のビルドにつきましては、当初普通織機と自動織機が大部分を占めるものと考えておったわけでありますが、構造改善事業実施に伴いましてきわめて優秀な超自動織機が紹介されました結果、構革ビルド織機の七〇%の台数まで超自動織機が導入されまして、大きな効果をあげておるわけであります。
私ども幾つかの産地を調べてみますと、先ほど申し上げましたように、設備ビルドでは大体全産地の平均は七〇%でありますけれども、たとえば新潟産地につきましては、綿、スフ、絹、人絹ともにほぼ一〇〇%達成しておるわけであります。非常に構造改善が進捗した地域もございます。しかしながら、逆に青梅とか米沢とかいう産地につきましては、青梅は一二%、米沢は二一%というように非常に低い産地であります。
四十五年十二月八日の「特定織布業の構造改善対策の今後の進め方」についての繊維工業審議会の答申では、織布業の体質の強化が十分に実現されていない原因としまして、設備ビルドのおくれをあげ、さらに計画を上回る賃金の上昇をあげております。ここにありますが、今回の目標をつくるにあたっては、賃金上昇率を何%と見込んでいらっしゃるのか、お答えを願いたいと思います。
この間の実績を見ますと、設備ビルド額は約四百五十三億円に達しまして、おかげでそれまでの投資実績を上回る設備の近代化をはかることができたのであります。
また、織布業の構造改善につきましては、現在、全国九十一産地のうち生産量において八〇%を占める四十一産地が、本事業に参加しておりますが、その中心的事業があります設備の近代化について見ますと、昭和四十六年度末までの設備ビルド総額は、全体計画の七〇%にとどまっており、過剰設備の処理及び企業規模の集約化につきましても計画どおり進まず、不十分なものとなっております。
この間の実績を見ますと、設備ビルドの額は四百五十三億円でございます。構造改善以前の実績を大幅に上回っているわけでございます。この構造改善事業を実施したところは、一人当たりの生産高におきましても、また付加価値におきましても顕著な効果をあげておりますが、業界全体といたしましては、今後なお一そう構造改善事業に取り組みまして、企業体質の強化をはからなくてはならない、かような実情でございます。
○樋上委員 大体わかるのですが、次に、織布業について御説明願いたいのですが、この設備ビルド進捗状況の達成率はともかくとして、過剰設備の処理の進捗状況は二一・五%と全く悪い達成率ですが、この理由はどうお考えでしょうかということを一つ。
対策の中心事業である設備ビルドについても、全体のわずか五〇数%になっております。目標年度は四十六年になっておるのでありますから、全くその計画からいえば予定しない織布業の姿が今日あらわれようとしておるんじゃないか、こういう心配をするのです。それは、御承知のようにいままでよりもむしろむずかしくなってきた。
それから、これは一例でございますが、構造改善を行なってまいりました効果につきまして、先般、綿・スフ分野につきまして、設備ビルドを行ないました企業三百三十社について抜き取り調査をしてみました。その結果、従業員の減少、織機の減少にもかかわらず、生産並びに付加価値が上昇いたしまして、物的生産性が二割、付加価値の生産性が三割程度上昇しているというような結果も出ております。
それから構造改善の実施についておくれが見られるのではないかという御指摘の点につきましては、四十二年度におきましては予算をほぼ満額消化をいたしまして、ただ四十三年度におきましては予算のほぼ八割程度を消化しまして、未消化になっておりまして、この点は、やはり一部の分野におきまして、新鋭の織機が開発される、それを使いたいということで、構造改善の中であります設備ビルド、なかんづく織機のビルドという点が、この開発織機待
○政府委員(高橋淑郎君) メリヤス製造業は非常に多数の中小企業をかかえておる業界でありまして、この構造改善というのは実際上非常にむずかしい、しかしぜひやらなければならないということで、その場合の柱となりますものは、グルーピングの推進あるいは設備ビルドを積極的にやる、あるいは取引の改善をやる、あるいは技術の改発をやる、こういうようなことが中心になります。
○政府委員(高橋淑郎君) 中小企業振興事業団から設備ビルドに要する資金の七割を二分六厘という低利で融資するということを考えておりますが、その条件は、まず第一に協業組合を結成するとか、あるいは思い切って合併をするとか、そういうような強固なグループを組む、そういうものに対して特別助成制度を適用してまいりたい、このように考えます。
設備ビルドの規模は約六十億円でございまして、その内訳は織機三十一億円、準備機等が十七億円、共同施設に十二億円でございます。企業の集約化の件数は約百六十余でございまして、参加事業所が約二千有余であります。商品開発の件数はビニロンホース基布の開発など三件でございまして、労務対策につきましては、従業員の宿舎や住宅の建設など六十四件でございます。 昭和四十三年度の実施産地は二十八でございます。
私どもの業界における構造改善事業の実施状況につきましては、四十二年度の設備ビルド実績は約四十億、四十三年度は約八十九億になっております。さらに本年度、四十四年度の計画は約八十三億程度の事業規模を予定しております。現在冬産地の計画を見ますと、これを大幅に上回っておるようでございます。それだけに構革の熱意は盛り上がっているような実情でございます。
今回の法改正により、メリヤス製造業は五年間に編立機約七万八千台、染色業は同じく五年間に染色装置等約四百十台をそれぞれ新たに導入しようとしておりますが、これら新鋭設備の価格は非常に高額であり、設備ビルドに巨額の資金が必要であります。
そのおもな原因は、一部の分野に適する新鋭の織機が試作の段階から実用化にもうすぐ入るということで、それをいま待っておるために、設備ビルド、なかんずく織機のビルドがおくれておる、こういう実情でございます。
それから三番目に、設備ビルドの自己調達分については、できるだけ商工中金等の政府系金融機関からあたたかい気持ちでめんどうを見ていただきたい。 その次には、構造改善業種に対しては、特に小規模企業の多い同族会社に対する留保課税の軽減について御配慮をお願い申し上げたい。 それから、その他零細企業に対する金融、税制面での施策の拡充強化、このほうにもひとつ御留意をぜひお願い申し上げたい。
ところが、私は今度の構造改善事業をずっと見ていると、その設備ビルドとかあるいはグルーピングだとか、そういうような対策ということは相当程度力を入れて立てられておるわけですね。ところが、肝心の今日の苦境におとしいれた条件をつくっておる労働力の不足問題、これを解消する対策並びに賃金上昇に対する対策、こういう面におけるところの対策は非常におくれておる、なきにひとしい今度の構造対策案じゃないかと思うのです。
○高橋(淑)政府委員 説明が不十分でございましたが、事業団から融資されるお金は設備ビルドに限ります。別途繊維工業構造改善事業協会が持っております信用基金が、グループを組みましたメリヤス製造業者に対しまして債務保証をするという道を開きます。その債務保証の対象となります大きなものの一つが取引構造改善に要する資金、こういうことでございます。
○佐野(進)委員 したがって、私のお聞きしたかったことはその点なんですが、織布が、設備ビルド融資という形の中で、三割については繊維工業構造改善事業協会を通じて債務保証をする、こいう形になっておるのにもかかわらず、取引改善に対する保証はするけれども、設備ビルドに対する保証はしないということは、全体的な繊維の構造の実態を見るとき、繊維というかメリヤスの製造業の構造の実態を見るとき、やはりきのうから私どもが
○佐野(進)委員 そうすると、もう一回いまのところ、織布の場合は設備ビルドに対して融資をするということですか。メリヤスの場合には、それはそれとして認めるほかに、いわゆる流通面におけるところの改善の施策についても融資を行なう、こういうことですか。
それからメリヤス製造業におきましては、グルーピングをやりますときに設備ビルドということが行なわれますに際しまして、同じく中小企業団体法に基づく設備規制による一対一の編立機のスクラップというものを行なうことといたしております。
四十四年度予算におきましては、メリヤスと染色業の構造改善に着手するということに伴いまして、この両業種に対する中小企業振興事業団からの設備ビルド融資のため一般会計からの出資、財投の手当てを行ないます。それから染色業に対しましては、開銀からの特別融資を新たに行なうことを考えております。